藤子・F・不二雄ワールドの秘密
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今回は、藤子・F・不二雄ワールドについて、書いてみたいと思います。
藤子・F・不二雄先生は、みんなから親しまれる数々の素晴らしい作品を世に送り出してきました。
それは、ちょっと奇妙で不思議なキャラクターが、日常の素朴な生活の中から繰り広げられる夢あふれる世界の物語です。
こういったミスマッチな世界こそ、藤子・F・不二雄ワールドの最大の魅力なのでしょう。
先生の作品の舞台は、ほとんど日常生活が基本となっています。
まず、日常生活からスタートして、そこからとんでもないような不思議な世界へと導かれるのです。
こういった流れは、先生が描き上げた数々の作品に共通しているようです。
「どらエモン」では、何をしてもうまくいかない男の子「のび太」がいる日常の世界に、未来という未知の世界から、不思議なネコ型ロボットが現れます。
この時点で、日常からかけ離れていくことになってきます。
先生は、どういうに不思議な世界を描こうとしても、日常から離れてはいけない、と考えているようです。
そのように描くことで、読者にとって自然と漫画の世界へ引き込まれるのです。
漫画というものは、主人公の目線に読者の目線を合わせることで、もっと楽しく読むことが可能なのです。
読者は、物語の中の主人公に共感することで、自分が主人公と同じ体験をしているかのように感じます。
そのようにして、読者を物語の世界に引き込んでいくのです
未来の世界も、冒険の世界も、日常世界があるからこその不思議な世界なのです。
それが、藤子・F・不二雄先生が作り出した、だれもが夢見ることのできる世界です。
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